金沢医科大学医学部医学科を目指す高校生・高卒生へ。2026年度に実施された一般選抜前期・後期、総合型選抜、学校推薦型選抜、英語・数学・理科、小論文・グループ面接、学費確認をメディカ東京が解説。
金沢医科大学医学部医学科の特色
金沢医科大学医学部医学科は、石川県河北郡内灘町にキャンパスを置く私立医学部です。建学の精神として「良医を育てる」「知識と技術をきわめる」「社会に貢献する」を掲げ、医学知識・医療技術・人間性をあわせ持つ医師の育成を重視しています。
医学部医学科の受験では、英語・数学・理科の学力試験だけでなく、小論文、面接、自己推薦書、調査書などを通じて、医学を学ぶ姿勢や他者と関わる力も確認されます。金沢医科大学を志望する場合は、私立医学部の併願計画の中で「前期・後期の使い分け」「総合型選抜・学校推薦型選抜の出願条件」「学費と奨学金・地域枠の条件」を早めに整理しておくことが重要です。
アドミッション・ポリシーでは、倫理観、多様性の尊重、協調性、思いやり、論理的思考力、表現力などが求める学生像として示されています。したがって、受験対策では知識量を増やすだけでなく、医師を志す理由、地域医療や研究への関心、自分の経験から学んだことを、面接で一貫して説明できる準備が必要です。
2026年度に実施された医学部医学科の選抜方式
2026年度の金沢医科大学医学部医学科では、一般選抜前期、一般選抜後期、学校推薦型選抜、総合型選抜などが実施されました。一般選抜は学力試験と二次試験を分けて考える必要があり、総合型選抜・学校推薦型選抜では、出願資格、専願条件、自己推薦書、個人面接まで含めた準備が求められました。
一般選抜 前期
募集人員は72名。第1次選抜で外国語、数学、理科2科目が課され、第2次選抜で小論文、グループ面接、調査書等により評価されました。第1次選抜は全国複数会場で実施されました。
一般選抜 後期
募集人員は10名。第1次選抜は外国語と数学で実施され、第2次選抜では前期と同じく小論文、グループ面接、調査書等が評価対象となりました。
学校推薦型選抜
指定校・指定地域の募集人員は5名。基礎学力テスト、自己推薦書、個人面接、調査書等により評価され、地域医療への意欲や出願資格の確認が重要でした。
総合型選抜
総合型選抜、卒業生子女入試、新潟県地域枠、研究医枠などが設定されました。基礎学力テスト、自己推薦書、個人面接、調査書等に加え、卒後の勤務条件や研究医としての進路条件を確認する必要がありました。
私立医学部の受験では、同じ大学でも方式によって試験科目、配点、出願資格、入学確約の有無が異なります。金沢医科大学医学部医学科を検討する場合は、前期で理科2科目を使うのか、後期で英語・数学に集中するのか、あるいは総合型選抜・学校推薦型選抜を早期に組み込むのかを、学力状況と出願条件の両面から判断することが大切です。
一般選抜前期|英語・数学・理科2科目を崩さない設計
2026年度の一般選抜前期では、第1次選抜で外国語100点・60分、数学100点・60分、理科150点・90分が課されました。理科は物理・化学・生物から2科目を選択する形式で、外国語・数学・理科はいずれもマークシート方式で実施されました。
前期の対策では、難問対策だけに偏らず、標準問題を短時間で正確に処理する力が重要です。英語は語彙・読解・文法を毎週確認し、数学は解法暗記ではなく、典型問題を別解も含めて整理します。理科2科目は、片方の科目だけで合否を支えようとせず、物理・化学・生物の選択に合わせて「落とせない単元」を明確にしておく必要があります。
第2次選抜では、小論文60点・60分、グループ面接110点が設定されていました。面接の評価には調査書等も含まれるため、一次試験後に慌てて準備するのではなく、出願前から志望理由、医師像、地域医療への理解、これまでの学習経験を一貫した言葉で整理しておくことが重要です。
一般選抜後期|英語・数学と二次試験の完成度が問われる
2026年度の一般選抜後期では、第1次選抜で外国語100点・60分、数学100点・60分が課されました。前期と異なり理科は第1次選抜に含まれず、数学も出題範囲が前期と異なるため、後期を受ける可能性がある受験生は、前期とは別の試験設計として準備する必要がありました。
後期日程は募集人員が少なく、一次通過後も小論文とグループ面接で評価されます。英語・数学で大きな失点をしないことに加え、短時間で自分の意見をまとめる力、他者の発言を受け止める姿勢、医学部医学科で学ぶ目的を明確に伝える力が必要です。
私立医学部を複数受験する場合、2月後半から3月は疲労が残りやすい時期です。後期を出願計画に入れるなら、前期試験が終わってから新しく対策を始めるのではなく、英語・数学の基礎確認、小論文の構成練習、面接で話す内容の整理を、前期対策と並行して少しずつ進めておくことが現実的です。
総合型選抜・学校推薦型選抜で確認したい出願条件
金沢医科大学医学部医学科の総合型選抜・学校推薦型選抜では、基礎学力テスト、自己推薦書、個人面接、調査書等が重視されました。基礎学力テストでは、医学を修得するための基礎学力があるかを確認する内容で、英語・数学・理科の準備が必要でした。
学校推薦型選抜の指定校・指定地域では、学校側の推薦だけでなく、地域医療に貢献する意思や、卒後の臨床研修に関する条件が関係します。指定地域を検討する場合は、本人の希望だけでなく、高校、保護者、地域の推薦条件、将来の勤務条件を早めに確認することが必要です。
総合型選抜の自己推薦書は、形式を整えるだけでは不十分です。活動実績、医師志望理由、金沢医科大学で学ぶ理由、卒後の進路に対する理解を、自分の経験と言葉で結びつける必要があります。文章を作る段階では、見栄えのよい表現を並べるよりも、面接で深く聞かれても説明できる内容に絞ることが大切です。
2026年度入学者選抜結果から見る注意点
2026年度の一般選抜前期では、志願者4,130名、受験者3,856名、第1次合格者443名、第2次合格者75名、繰上合格者97名が公表されていました。前期は募集人員が最も大きい一方、志願者数も多いため、一次試験の安定性と二次試験の準備を両立させる必要がありました。
一般選抜後期では、志願者1,386名、受験者1,292名、第1次合格者74名、第2次合格者10名が公表されていました。後期は英語・数学の2科目型で受験しやすいように見えますが、募集人員が少ないため、前期以上に1問の失点や二次試験の準備不足が響きやすい入試でした。
また、総合型選抜や学校推薦型選抜は、早期に出願・選抜が進むため、一般選抜の直前に急いで検討する方式ではありません。自分が出願資格を満たすか、基礎学力テストに対応できるか、専願・卒後条件を受け入れられるかを、春から夏の段階で確認しておくと出願判断がしやすくなります。
学費・奨学金・併願費用の確認ポイント
金沢医科大学医学部医学科を私立医学部の併願校として検討する場合、入試方式だけでなく、学納金、委託徴収金、受験料、移動費、宿泊費、入学手続金の納入時期も確認しておく必要があります。一般選抜前期・後期のどちらも受験する場合、受験日程が他大学と連続しやすいため、学習計画と費用計画を同時に立てることが大切です。
学納金
公表されている学納金では、1年次は入学金、授業料、設備更新費、教育充実費を合わせて学年合計1,100万円でした。別途、委託徴収金などが必要となるため、大学公式の学納金ページで最新額を確認してください。
特待生・奨学金
一般選抜前期の成績上位者を対象とする特待生制度や、指定地域に関わる奨学金制度などがあります。金額だけでなく、選考条件、継続条件、卒後の勤務条件を確認しましょう。
併願計画
前期・後期・総合型・学校推薦型のどれを中心にするかで、必要な科目、書類、面接対策の時期が変わります。私立医学部を複数校受ける場合は、試験日と入学手続締切の重なりも確認しましょう。
予備校費用
授業料の総額だけでなく、英語・数学・理科の演習、小論文、グループ面接、出願書類の添削、受験校選定の相談まで含まれているかを確認することが重要です。
金沢医科大学医学部医学科を目指す受験生の学習設計
金沢医科大学医学部医学科では、一般選抜前期で英語・数学・理科2科目、後期で英語・数学が課され、いずれも二次試験で小論文とグループ面接が行われました。したがって、私立医学部の学科試験対策に加えて、一次通過後に短期間で小論文・面接を仕上げるための準備が必要です。
メディカ東京(medika tokyo)では、医学部医学科を目指す高校生・高卒生に対して、少人数制指導・個別指導を組み合わせ、現在の得点状況、志望校、受験方式、苦手科目、面接・小論文の準備状況を確認しながら学習計画を組み立てます。金沢医科大学を視野に入れる場合は、理科2科目の完成時期、英語・数学の処理力、自己推薦書やグループ面接で話す内容まで、早い段階から整理しておくことが大切です。
相談前チェックリスト
- 一般選抜前期を受ける場合、英語・数学・理科2科目の得点バランスを把握しているか。
- 一般選抜後期を受ける場合、英語・数学だけでなく、小論文・グループ面接まで準備する計画があるか。
- 総合型選抜・学校推薦型選抜を検討する場合、専願条件、卒後条件、自己推薦書の内容を確認しているか。
- 金沢医科大学を含めた私立医学部の併願日程、受験会場、移動・宿泊費を具体的に整理しているか。
- 学納金、委託徴収金、特待生制度、奨学金、入学手続締切を保護者と共有しているか。
- 2027年度以降の出願では、最新の募集要項・選抜日程・配点・募集人員を大学公式情報で確認しているか。
よくある質問
Q. 一般選抜前期と後期のどちらを重視すべきですか?
基本的には、募集人員が大きく、理科2科目まで準備している受験生は前期を中心に考えます。後期は英語・数学の2科目型で受けやすいように見えますが、募集人員が少ないため、前期以上に高い完成度が必要です。後期を受ける場合も、二次試験の小論文・グループ面接まで含めて計画しましょう。
Q. 総合型選抜や学校推薦型選抜は、学力試験が苦手な人向けですか?
そのように考えるのは危険です。基礎学力テストがあり、英語・数学・理科の準備は必要です。さらに、自己推薦書や個人面接を通じて、医師志望理由、卒後の進路理解、地域医療や研究への関心を問われます。学力と人物面の準備を同時に進める方式と考えるべきです。
Q. グループ面接はいつから対策すべきですか?
一次試験後だけで間に合わせようとすると、話す内容が浅くなりやすいです。高3・高卒の早い時期から、医師志望理由、これまでの学習経験、医療課題への考えを短く説明する練習を始めると、直前期に修正しやすくなります。グループ面接では、発言内容だけでなく、他者の発言を聞く姿勢も大切です。
Q. 学費面で気をつけることはありますか?
私立医学部では、学納金だけでなく、委託徴収金、教材費、生活費、受験料、交通費、入学手続金の納入時期まで確認する必要があります。特待生制度や奨学金を利用する場合も、採用人数、継続条件、卒後条件を必ず公式情報で確認してください。
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