旭川医科大学医学部医学科を目指す高校生・高卒生へ。2026年度に実施された一般選抜前期、総合型選抜北海道特別選抜、学校推薦型選抜道北・道東特別選抜、共通テスト、数学・英語・個人面接、課題論文対策をメディカ東京が解説。
旭川医科大学医学部医学科の特徴
北海道の地域医療と向き合う医学科
旭川医科大学は、北海道旭川市にある国立の医科系単科大学です。医学部には医学科と看護学科がありますが、このページでは医学部医学科を目指す受験生に必要な情報に絞って整理します。
医学部医学科では、医師としての適性、地域社会・国際社会への関心、自ら課題を見つけ解決する意欲と行動力が重視されます。旭川医科大学を志望する場合は、大学入学共通テストや個別試験の得点だけでなく、北海道の医療、地域偏在、チーム医療、患者さんとのコミュニケーションについて、自分の言葉で説明できる準備が大切です。
「数学・英語・面接」に加えて共通テスト全体を崩さない
2026年度に実施された医学部医学科の一般選抜は前期日程で行われ、個別学力検査等では数学、英語、個人面接が課されました。一方で、大学入学共通テストでは国語、地歴・公民、数学、理科、外国語、情報が配点化されていたため、個別試験科目だけに偏らず、共通テスト全体を安定させる学習設計が必要でした。
2026年度に実施された一般選抜前期日程の確認ポイント
医学科の一般選抜は前期日程48名で実施
2026年度の旭川医科大学医学部医学科では、一般選抜前期日程の募集人員が48名でした。志願者数は273名で、第1段階選抜が実施され、192名が第1段階選抜合格者となりました。最終的な一般選抜前期日程の受験者数は145名、合格者数は48名、入学者数は48名でした。
第1段階選抜は、志願者数が募集人員の4倍を超えた場合に大学入学共通テストの成績で行われることがある仕組みでした。2026年度の医学科ではこの条件に該当したため、共通テスト段階での得点確保が出願戦略上の重要点になりました。
配点は共通テスト570点、個別学力検査等350点、合計920点
第1段階選抜
大学入学共通テストを1000点満点で扱い、募集人員の4倍程度を合格者とすることがある方式でした。医学科では273名の志願に対して192名が第1段階選抜を通過しました。
共通テスト配点
最終判定では、国語100点、地歴・公民50点、数学100点、理科200点、外国語100点、情報20点、計570点として扱われました。
個別学力検査等
数学150点、英語150点、個人面接50点、計350点でした。数学は数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C、英語は英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ・Ⅲ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ・Ⅲが範囲でした。
個人面接
自己評価書と調査書等を参考に、論理的コミュニケーション能力、意欲、課題発見能力、協働性、応用力等が問われました。自己評価書では生成AIに頼らず、自分の経験と志望理由を一貫させることが重要です。
旭川医科大学医学部医学科では、理科は個別試験で課されませんでしたが、共通テストの理科配点が200点ありました。数学・英語の個別対策を進めながら、理科2科目を共通テストで失点源にしないことが合否に関わります。
総合型選抜・学校推薦型選抜を検討する場合
総合型選抜(北海道特別選抜)は北海道の医療への意欲が軸
2026年度に実施された医学部医学科の総合型選抜(北海道特別選抜)は、募集人員40名でした。北海道に所在する高等学校または中等教育学校を対象とする要件、調査書の全体の評定平均値4.0以上、大学入学共通テストの指定科目受験、地域医療への貢献及び卒後臨床研修に関する確約・確認書などが関係しました。
選抜では、自己推薦書、調査書、課題論文、個人面接、大学入学共通テストの成績が総合的に審査されました。配点は、大学入学共通テスト1250点、課題論文200点、個人面接200点、合計1650点でした。課題論文のテーマは、最近の医学、医療、福祉及び社会一般の事象に関する内容でした。
学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)は地域要件の確認が最優先
学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)は、2026年度に医学部医学科7名で実施されました。生まれ育った地域が、上川中部を除く道北、道東、北空知、中空知に該当すること、調査書の全体の評定平均値4.3以上、学校長推薦、入学確約、地域医療への貢献及び卒後臨床研修確約・確認書の提出などが関係しました。
選抜では、調査書、志望理由書、課題論文、個人面接、大学入学共通テストの成績が総合的に審査されました。配点は、大学入学共通テスト950点、課題論文300点、個人面接300点、合計1550点でした。志望理由書では、なぜ道北・道東等の医療に関わりたいのかを、地域理解と将来像の両方から説明する必要があります。
旭川医科大学医学部医学科に向けた個別指導の使い方
旭川医科大学医学部医学科は、共通テスト、第1段階選抜、数学・英語の個別学力検査、個人面接、特別選抜の課題論文・志望理由書がつながる大学です。したがって、単に「数学だけ」「英語だけ」を強化するのではなく、出願区分ごとに必要な準備を分解して進めることが重要です。
- 一般選抜前期を中心に考える場合は、共通テストの総合点を安定させたうえで、数学Ⅲまで含む数学と、記述・読解・表現を含む英語を重点的に演習する。
- 第1段階選抜を想定し、早い時期から共通テスト模試の科目別失点を記録し、理科・情報・地歴公民も後回しにしない。
- 個人面接では、自己評価書の内容、医師志望理由、北海道の地域医療への関心、これまでの主体的な活動を矛盾なく説明できるようにする。
- 総合型選抜・学校推薦型選抜を検討する場合は、出願資格、評定、地域要件、確約書類、課題論文、志望理由書を早期に確認する。
メディカ東京(medika tokyo)では、医学部医学科を目指す受験生に対して、少人数制・個別指導を組み合わせ、共通テスト対策、数学・英語の個別試験対策、面接・課題論文・志望理由書の準備を一人ひとりの状況に合わせて設計します。特に、遠方の国公立医学部を受験する場合は、学力面だけでなく、出願時期、移動日程、面接準備まで含めて管理することが大切です。
旭川医科大学医学部医学科の出願前チェック
旭川医科大学医学部医学科を志望校に入れる場合は、募集人員や配点だけでなく、出願資格、自己評価書、面接、地域医療への理解、受験地までの移動も含めて確認しておく必要があります。
医学科の選抜方式
一般選抜前期、総合型選抜(北海道特別選抜)、学校推薦型選抜(道北・道東特別選抜)が中心です。各年度の募集人員・出願資格は大学公式の募集要項で確認しましょう。
共通テスト
2026年度の一般選抜前期では、6教科8科目が必要でした。第1段階選抜では1000点満点、最終判定では570点として扱われました。
個別学力検査等
数学150点、英語150点、個人面接50点でした。数学・英語を鍛えるだけでなく、自己評価書と面接内容をつなげて準備することが重要です。
特別選抜
北海道特別選抜、道北・道東特別選抜では、評定、地域要件、確約書類、課題論文、個人面接の確認が必要です。生成AIに頼らず、本人の経験と言葉で志望理由を整理しましょう。
費用・修学資金
国立大学の入学料・授業料に加え、遠方受験の交通費・宿泊費、入学後の生活費、北海道医師養成確保修学資金などを確認しておくと、家庭内での意思決定がしやすくなります。
相談前チェックリスト
- 一般選抜前期、総合型選抜、学校推薦型選抜のどれを主軸にするか。
- 共通テスト模試で、国語・地歴公民・情報を含めた総合点が安定しているか。
- 数学Ⅲ、英語読解、英語表現、理科2科目のうち、どこに最大の失点要因があるか。
- 自己評価書・自己推薦書・志望理由書に書く経験と、面接で話す内容が一致しているか。
- 北海道の地域医療、医師偏在、へき地医療、卒後臨床研修について自分の考えを説明できるか。
よくある質問
Q. 旭川医科大学医学部医学科に後期日程はありますか。
2026年度に実施された医学部医学科の一般選抜では、前期日程が示されていました。後期日程の有無や選抜方式は年度によって変わる可能性があるため、出願年度の学生募集要項で確認してください。
Q. 道外生でも旭川医科大学医学部医学科を受験できますか。
一般選抜前期では、大学が指定する出願資格と大学入学共通テストの指定科目を満たすことが前提になります。一方、総合型選抜や学校推薦型選抜には地域や学校に関する要件があるため、一般選抜とは分けて確認しましょう。
Q. 面接対策はいつから始めるべきですか。
自己評価書、志望理由書、課題論文、個人面接が関係するため、直前期だけで仕上げるのは危険です。共通テスト対策と並行し、医師志望理由、地域医療への関心、これまでの活動を早めに言語化しておくことをおすすめします。
公式情報の確認先
- 旭川医科大学 医学部(医学科・看護学科)学生募集要項
- 旭川医科大学 医学部(医学科・看護学科)入試日程
- 旭川医科大学 医学部(医学科・看護学科)入学者選抜状況
関連コラム