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集中メディカコラム 私大医学部受験の特殊な事情「模試がC判定」でも合格できるワケ
2019 / 11 / 13 10:00
私大医学部受験の特殊な事情「模試がC判定」でも合格できるワケ
亀井 孝祥 医学部受験予備校メディカ代表
模試の判定に、親子ともども一喜一憂してはいませんか? もちろん、現状の実力を把握することは大切です。しかし、大手予備校の模試結果だけを重視することは、私立大学の試験対策に、悪影響を及ぼす可能性があります。「英語の成績がいつまで経ってもあがらない……」「数学で凡ミスばかり繰り返している気がする……」など、心配ばかりしてしまう保護者の方は多いですが、本当にわが子が「マズい」状態なのか、立ち返ることが重要です。
国公立を目指しているなら「模試の結果」は重要だが…
医学部受験では、「模試ではA判定だったのに落ちる」、逆に「C判定だったのに合格する」といった番狂わせがよく起こります。これには、受験生や保護者の方が見落としがちな「受験形態の落とし穴」が隠れているのです。以下に説明していきます。
保護者の方のなかには、子どもの小学受験や中学受験を経験した人も多いことでしょう。塾講師や学校の先生と話すなかで、「C判定だから志望校を変えたほうがいい」と言われた記憶はありませんか? 小学受験や中学受験は、浪人という概念がありませんから、ほとんど一発勝負の世界です。なので、C判定が出た学校に絞るような冒険は避け、A判定、B判定といった安全圏へ志望先を変えることがあります。このような経験をしていると、どうしても、「模試の結果=志望校に対する自分の実力」と、捉えてしまいがちですよね。
しかし、医学部受験の場合は事情が異なります。