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メディカルトリビューン 取材
ホーム » 医学部予備校ガイド » 【メディカ】一次試験合格率95%以上!?
取材協力者
メディカ
代表
亀井 孝祥 氏
インタビュアー
医学部予備校ガイド
編集長
川﨑 雄太
自習時間に何をどれだけしているかまで細かくチェック!
川﨑:2018年度も一次試験の合格者が23名中22名と、毎年圧倒的な合格率ですが、ここまでの実績が出せる要因はどのようなところにあるのでしょうか?
亀井:1つは徹底した学習管理ですね。私自身が1週間〜10日に1度のペースで生徒一人ひとりと面談をして、それぞれの学習の定着度を把握しながら、わからないところを解説したり、志望校合格に向けた学習計画を一緒に練っていきます。
川﨑:そこまで頻繁に面談があると、わからないままで終わるというような消化不良がなくなる上に、日々の自習まで手を抜くことができませんね。
亀井:まさにそこも狙いなんです。自習で利用しているノートも全てチェックして、面談までの間でどのように勉強してきたかをしっかりと確認していくので、時間の使い方や勉強の仕方まで細かくアドバイスができ、効率の良い学習方法を身に付けてもらえます。
川﨑:ノートまで全てチェックするというのは驚きです。
亀井:ここまでは他の予備校でもさすがにやってないと思います(笑)。またスタディプラス社によるメディカ専用のアプリを導入していて、このアプリでも生徒が何をどれだけ学習したかを把握しているんです。中には自分でしっかりと計画を立てて学習を進めることができている子もいるので、そういった生徒はこのアプリのみを利用し、入力してくれた学習内容にアプリ内で毎日コメントやアドバイスをしています。
川﨑:ここまでの手厚いサポートを、全てお一人で対応するのは大変そうですね。
亀井:もちろん各科目の講師と密な連携をとり、いろいろとサポートもしてもらっていますが、今のクオリティを担保するにはこの生徒の人数がギリギリだと思っています。生徒全員に目が届き、学力から性格までより細かく深く理解するために少人数に限定しているんです。
川﨑:学習管理をする上で、重視しているポイントはありますか?
亀井:テストの結果や普段の学習状況によるエビデンスに基づいて、「今こうだからこうした方が良い」というようなアドバイスをするよう心がけています。ただこうしろとか、お悩み相談をしているだけでは生徒はなかなか動き出さないんです。本人ができていると思っていても、点数などのデータで確認すると全然できてなくて、一つ一つの事実に基づいて話をしていくと説得力が全然違うんですよ。
川﨑:アドバイスを受ける生徒からしても、納得感があるので行動に起こしやすいですね。
テストの結果を全員分貼り出して競争心を養う
川﨑:テストはどのくらいのペースで行っているのでしょうか?
亀井:ここも合格率に直結している特徴の1つなんですが、MEL(メディカ・エビングハウスラーニング)というメディカ独自の反復演習法を取り入れいているので、年間150回以上はテストしてますよ。具体的には授業の1週間後に復習テストを実施し、さらに5週間毎に定期試験も行って理解度を確認しています。もちろん解けなかった問題は追試補講を受けてもらい、解けるようになるまで徹底的に反復していきます。
川﨑:新しいことを学びながら復習をし、それを短期間(1週間後)・長期間(5週間後)でテストされると、確実なレベルアップが見込めそうですね。
亀井:その通りです。またこのテストでは競争意識を高めるために、結果を全員分校内に貼り出してるんです。毎回順位に変動が出るので、生徒たちもライバルを見つけていい刺激を受けています。
川﨑:クラスはこういったテストの結果をベースに分けているのでしょうか?
亀井:クラス分けに関しては、5週間に1度の定期試験の結果をベースに行っています。レベル別に3クラスあるんですが、面白いことに成績が良くて上のレベルのクラスに進めても、敢えて下のレベルのクラスに留まる生徒もいるんですよ。
川﨑:それは他の予備校でも聞いたことがないですね。なぜなのでしょうか?
亀井:クラスのレベルによって授業の進むスピードが全然違うので、自分の学習ペースを乱さないためだと聞いています。例えば一番上のレベルのクラスだと、基礎はわかっていることが前提で授業を進めていきます。わかっていることでもしっかりと確認しながら進めたいという人もいるので、そういった性格もクラス分けに影響しているんだと思います。
川﨑:成績が良い悪いだけではないんですね。
亀井:冒頭にもお伝えした通りではあるんですが、メディカでは23名中22名が一次試験に合格しているので、実質どのクラスでも合格できるレベルまで押し上げることができるんです。去年は一番下のクラスでも、順天堂大学に受かっていますし。そういった意味では無理に上のクラスに上がる必要はありませんし、上のクラスにいるからといって安心もできません。3クラスを比較した時に、偏差値があまり変わらなくなることもあるくらいですから。
ビデオ撮りをしながら表情の作り方まで学ぶ
川﨑:二次試験の対策についても教えて頂けますか?
亀井:メディカでは二次試験の対策も、小論文と面接を交互に毎週行っています。小論文対策はやはり文章を書くことに対する慣れが重要なので、早稲田大学の小論文講師を担当に付け、年間10本は書かせています。面接対策では、前期が集団面接、後期は個人面接を中心に指導しています。ビデオ撮りをして発言だけでなく表情なども確認しながら、生徒同士で指摘し合うんです。練習時の他の人の発言を、試験当日に思い出して使えたりもするんです。個人面接の練習では1人以外が面接官になって、質問する側の気持ちも考えさせています。過去に受かった生徒の面接練習のビデオを見せて、いい評価を受けるポイントの説明をしたりもします。
川﨑:合格者という明確な模範を確認しながら、実践的に練習できる機会があるのは嬉しいですね。
亀井:面接練習以外にも、生徒を国立ハンセン病療養所に連れて行ったり、国境なき医師団の講演を聞いたり、消防署で救命救急の講習会に参加したりしています。親が医師だから自分もなるという動機の受験生が多い中で、こういった体験を通して生徒の理想の医師像が描けたり、医師の志望理由を明確にしてほしいという目的もあります。
川﨑:ついつい一次試験の対策に重点を置きがちですが、二次試験の対策も十分過ぎるくらい時間を掛けているんですね。
亀井:当たり前のことですが、二次試験を突破できて初めて医学部に合格できますよね。予備校の使命は生徒を全員合格させることなので、ここまでやるのは当然だと思っています。結果的に昨年メディカでは23名中18名が医学部に進学していますが、全員合格までまだまだ努力が必要ですし、そのためには時間を惜しみません。実際、知りたい情報があれば私が直接大学の説明会などに参加して、入試担当者にバンバン質問しています。自分も講師として授業をしているだけあって、出題傾向などは変化があればすぐに察知できますから。
川﨑:それでは最後に、保護者の方へのメッセージをお願いします。
亀井:できるだけお子さんと一緒に大学説明会などのイベントに参加し、雰囲気や学生の様子を見て感じてほしいですね。お忙しいとは思うのですが、お母さん任せにしないでお父さんも一緒に考えてあげるのはオススメです。「普段忙しいお父さんが自分に時間を使ってくれているから頑張らないと」といったように、お子さんのモチベーションも大きく変わってくると思います。もちろんお子さんと接する中でいろいろ悩むことがあると思うので、そんな時はいつでもメディカを訪ねて下さい。
川﨑:本日は貴重なお話をありがとうございました。
「ここまでするの?」と思ってしまうくらい、反復演習や面談を重ね効率の良い学習方法を定着させるメディカには、23名中18名が医学部に進学をしていることを証明する、確かな理由がたくさんありました。テスト結果などのエビデンスに基づいた的確且つ納得感のあるアドバイスは、医学部受験に悩むお子さんを、どの偏差値からでも必ず合格まで導いてくれるでしょう。
取材に協力していただいた予備校
メディカでは常に最新の出題傾向を分析。医学部受験専門講師によって毎年改定され徹底的に内容を絞り込んだ最新のオリジナル教材を使用していきます。また、年間240時間以上にも及ぶリピート演習&演習解説を行っています。メディカ独自の反復演習法MEL(メディカ・エビングハウス・ラーニングシステム)によって問題に対する消化不良を克服し、「わかる」から「できる」へと実践力を培うことができます。